社会的養護施設第三者評価結果 検索

こばと学園

【1】第三者評価機関名 (社福)和歌山県社会福祉協議会
【2】種別 児童養護施設 定員 60名
施設長氏名 森本 祐司 所在地 和歌山県
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【3】実施調査日 2014年07月14日~2015年03月09日
【4】総評 [特に評価が高い点]
1.施設の方針として「社会的自立につなげる権利擁護」に力を注いでいる。小舎以外に大舎においても、その環境面をカバーすべく子どもたち個人の特性や個性を活かし尊重しており、子どもたちが、のびのびと明るく大変元気に生活している。スポーツ面ではサッカーやフットサル、スイミングなどの習得の機会を積極的に推進している。また、習字や音楽、編み物など好きな分野での力を生き生きと伸ばせる環境を作っている。
2.家庭的養護に近いケアを目指している。子どもたちと職員との強い信頼関係を基底に、地域の方々との良好な援助関係を構築している。地域の方やボランテイアの方に物心ともに熱心に支援を得ることは、子どもにとって家族親族同様の付き合いを肌で感じ、住む地域が「ふるさと」となり、将来の社会対応において貴重な経験として活かされることにつながる。
3.基本的な生活習慣の獲得と共に「就労へつなげる学力への支援」に取り組んでいる。勉強習慣の習得から進学まで支援する力は施設長はじめ職員全員の努力と、塾や家庭教師などの体制の充実が有って成し得ることである。

[改善が求められる点]
1.内外の研修や定期的な会議を実施しているが、より系統だてた効率的な研修計画の策定や、記録等の有効活用が整備され、施設全体の質の向上につながることを期待したい。
2.自立支援計画の見直しについては、複数のそれぞれの専門職が意見を出し合い検討しあうことで、よりよいプラン策定につなげるよう期待したい。
【5】第三者評価結果に
対する施設のコメント
当受審の際、当園は長い歴史があるにも関わらず蓄積されたマニュアル類が少ないとご指摘がありました。長い歴史故の経験や慣習で業務を進めていた傾向があることに改めて気づかされ、マニュアル化・記録化等の必要性を痛感した次第です。職員や、来る理事会においてもこの結果を報告し、次回受審に向け今から改善に努力してまいる所存です。今後ともよろしくお願い申し上げます。
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