【1】第三者評価機関名 | (有)エイ・ワイ・エイ研究所 |
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評価調査者研修修了番号 | SK15090 S25165 |
【2】種別 | 児童養護施設 | 定員 | 42名 | |
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施設長氏名 | 中前 和人 | 所在地 | 石川県 | |
URL | http://www.tokinoen.com/asunaro/index01.html | |||
開設年月日 | 1983年04月01日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人 北伸福祉会 | |
職員数 | 常勤職員 | 24名 | 非常勤職員 | 3名 |
専門職員 | 社会福祉士 | 1名 | 保育士 | 9名 |
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臨床心理士 | 1名 | 栄養士 | 1名 | |
調理士 | 4名 |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 個室 7室、多床室 13室 | (イ)設備等 | |
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(ウ) | (エ) | |||
【3】理念・基本方針 | 【理念】 ◆ 共に生きる 【基本方針】 ◆ 基本理念「共に生きる」を念頭にし、能登内浦の穏やかな景観と豊かな自然に囲まれた環境を活かし、子ども達が様々な体験の中で優しさや生きる力を身につけることを支援します。 |
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【4】施設の特徴的な取組 | 4月から新たに分園「あゆみ」がスタートし、これを機会に個に応じたケアを分園で目指している。又、質の向上を目指し、研修委員会を中心に、園内研修に取り組んでいる。 | |||
【5】第三者評価の受審状況 | 2017年05月23日(契約日)~ 2018年02月27日(評価結果確定日) | |||
受審回数 | 1回 | 前回の受審時期 | 平成26年度 | |
【6】総評 | ◇特に評価の高い点 ■ 全職員が「人材育成体系表」「個別研修計画票」を年度末に振り返り、自分の強み・弱みを把握する機会を設けている。研修委員会が次年度の計画等について適切な助言を送り、職員一人ひとりが必要な教育・研修の機会を確保している。 ■ 単年度事業計画の重点目標に「地域との連携」を明示し、積極的に地域との交流を図っている。町内の総会に出席して意見交換を行い、地域全体で子どもを見守る体制を整えている。子ども達は普段から地域の社会資源(スーパー、理美容院等)を活用している。又、学校の友人が気軽に遊びに来れる環境(部屋・体育館の開放等)を整えたり、クリスマス会は友人を招待しての盛大なパーティーとなっている。 ■ ホームページを活用し、学園の情報(行事予定、活動ブログ等)を提供している。又、施設での暮らしを具体的に記した資料「あすなろ学園のしおり」を入所時に配布している。しおりは字も大きく、子どもにも分かりやすい内容となっている。 ■ 子ども個々の能力を見極め、出来る事は「自立」につながるように見守っている。小さな事でも称賛・承認し、子どもの自己肯定感を高めるようにしている。子どもが失敗した時でも「出来ている事」に目をむけてプラスの言葉をかけたり、次につながるように働きかけている。 ◇改善を求められる点 ■ 単年度事業計画は園長が作成し、年度当初の職員会議時に口頭で説明している。又、総括事業実績報告を通じ、当該年度の取り組みを評価している。今後、事業計画策定プロセス(ボトムアップ式=職員の意見反映)の整備、計画内容を全職員に周知する工夫(文書の配布)、年度途中に計画の進捗状況を定期的に振り返る取り組み等が期待される。 ■「期待する職員像」を口頭では説明しているが、文書化するまでには至っていない。今後、園として「期待する職員像」の明示・人事基準の明確化と職員への周知が期待される ■ 全養協発行の小冊子『この子を受けとめて、育むために 育てる・育ちあういとなみ』を定期的に読み合わせ、養育・支援に関する方向性を統一している。今後、小冊子に基づいて養育・支援が出来ているかを定期的に評価(自己・他者チェック)する取り組みが期待される。 ■ 被措置児童虐待防止マニュアル(虐待の定義、虐待の未然防止、虐待が生じた場合の対応手順等)の整備が期待される。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | おおむね妥当な評価結果である。評価の高い点は「強み」として継続し、改善点としては、文書化されていない項目が多く、今後職員と相談の上努力していきたい。 |