【1】第三者評価機関名 | (株)福祉サポートセンター |
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評価調査者研修修了番号 | sk15106 s15127 24地福第1171-15号 |
【2】種別 | 児童養護施設 | 定員 | 51名(本園45名、地域小規模6名) | |
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施設長氏名 | 西川 信 | 所在地 | 愛知県 | |
URL | ||||
開設年月日 | 1985年04月01日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人 名古屋文化福祉会 | |
職員数 | 常勤職員 | 23名 | 非常勤職員 | 4名 |
専門職員 | 基幹的職員 | 1名 | FSW | 1名 |
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個別対応職員 | 1名 | 心理士 | 1名 | |
栄養士 | 1名 |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 27室 | (イ)設備等 | 食堂1、リビング4、トイレ7、風呂2、医務室1、相談室1 |
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(ウ) | 会議室1、厨房1、保育士室、セラピー室、事務室2、実習生室2 | (エ) | ボランティアロッカー室2、洗濯室1、退所児童支援ユニット1 | |
【3】理念・基本方針 | 「うまれてきてよかった」 ☆みんなでくらし みんなでそだつ ☆みんなでつくり みんなでまなぶ ☆みんなでまもり みんなでいきる |
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【4】施設の特徴的な取組 | ・施設職員の話合いで色々なことが決めていくことができる環境にある。 ・長久手市の行政や小中学校とも年月を経る中で良い関係を築いてこられた。近隣の地域に大学が多く連携しやすい環境にある。 ・創設期からの職員も多く経験年数の長い職員が多い。 ・子どもと職員との関係や子どもの家族との関係を大切にする養護に努めてきた。 ・子どもの権利擁護を大切に考える養護に努めている。 ・施設や地域の現状を踏まえ、地域化、小規模化(家庭的養護)の推進をプロセスを大切にしながら進めている。 |
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【5】第三者評価の受審状況 | 2015年07月20日(契約日)~ 2016年02月26日(評価結果確定日) | |||
受審回数 | 1回 | 前回の受審時期 | 平成25年度 | |
【6】総評 | 当施設は昭和60年に新設された施設である。当時児童福祉を取り巻く環境は、子どもや家族のニーズの多様化により、欠養護児童の対応だけでは難しくなり始めてきた時代である。その最中に設立されたキンダーホルトは、常に子どもと真摯に向き合い続けてきた経緯がある。今年は創立30周年という節目を迎え、過去を振り返り、未来に向けた新たにキンダーホルトの理念を作成している。理念は「うまれてきてよかった」☆みんなでくらしみんなでそだつ、☆みんなでまなぶ ☆みんなでまもり みんなでいきる、というものを作成したところである。平成12年に地域の子育て支援事業を開始し、活動をしていく中で、地域住民はもとより市役所や福祉機関関係・地域の企業との交流が深まり施設と共に子ども達を支える環境づくりが、構築されて現在に至っている。中でも、毎年開催される「ホルト祭り」では卒園生や家族、地域住民など多数の参加があり、地域交流のみならず卒園しても拠り所となる場所や機会となっている。その陰には、地域住民を始めとした多くの支援者の協力もあり、地域と施設が支え合いながら、地域に根ざした施設運営がなされている。 ☆特に評価の高い点 理念でもある様に、「子どもにとって何が大切なのか」を基本的な考えとして取り組まれている。とりわけ苦情解決については、本来の仕組みに加えて子どもの満足度を積極的に把握する機会として、子どもと第三者委員の方との定期的な面談の場を設定するなど、子どもの意向を大切にする取り組みが行われている。支援の在り方についても、職員間の検討会にとどまらず、外部の専門家を招いてのケースカンファレンス当を実施し、より良い視野で考え、子どもにとって最善の支援を心がけている。 ☆改善が求められる点 子どもの支援等については、職員間で一致した取り組みはみられるが、標準的な支援の実施方法については手順や仕組みを明文化し、誰がみても施設の支援内容が理解できる様にされることを望む。 また、年齢や発達に応じた異性との関わりや性の問題について、正しい知識を学ぶ機会を設定され、子ども達の自他共に大切にする心の育成に努められることに期待する。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 福祉サポートセンターさんとは良い関係を築くことができており、施設の理解と評価は概ね適切だと思われる。改善を求められている内容については可能な限りその趣旨を理解し、今後の施設運営に活かしていきたいと思う。 |