【1】第三者評価機関名 | (特非)群馬社会福祉評価機構 |
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評価調査者研修修了番号 | SK18039 SK18045 |
【2】種別 | 母子生活支援施設 | 定員 | 20世帯 | |
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施設長氏名 | 加藤 隆久 | 所在地 | 群馬県 | |
URL | http://www.sankou-fukushikai.jp/ | |||
開設年月日 | 1982年01月01日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人 三晃福祉会 | |
職員数 | 常勤職員 | 11名 | 非常勤職員 | 3名 |
有資格職員 | 医師 | 1名 | 保育士 | 9名 |
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児童指導員任用資格 | 2名 | |||
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 21室(内1室は緊急一時保護室) | (イ)設備等 | 事務室1室、管理人室1室、心理室1室、多目的室1室、学習室1室 |
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(ウ) | (エ) | |||
【3】理念・基本方針 | 法人理念 創造・誠実・愛和 1 社会を愛し、人を愛し、己を愛する人格を養成する 2 和と進歩と信念に徹する人格を養成する 3 連帯と理解と奉仕でユートピアを実現する 施設理念 あかるく 明るい心で恵に感謝し、夢と希望をはぐくむ かしこく 勉学に励み、知性を高め、常にチャレンジする むつまじく 隣人愛をもって、仲良く助け合い調和を大切にする 法人基本方針 1 人権の尊重 利用者の人権を尊重し、個人の尊厳に配慮した安心・安全な福祉サービスの提供に努めます。 2 サービスの質の向上 利用者の立場に立って良質かつ適切な福祉サービスを提供するように努めます。 3 地域福祉の推進 地域の声を傾聴し、地域と共に発展する組織を目指します。 4 説明責任(アカウンタビリティー)の徹底 法人の業務及び財務等に関する情報を開示し、説明責任を果たします。 5 トータルな人材マネジメントの実現 運営理念を明確化し、実現するために期待する職員像を明示し、トータルな人材マネジメントシステムを構築し、職員の資質向上に努めます。 6 職員処遇の向上 良質な福祉人材を確保するため、職員の安全と健康を確保し、職員処遇全般の向上に努めます。 7 法令遵守(コンプライアンス)の徹底 法令、社会的ルールやモラルを遵守した運営に努めます。 8 組織統治(ガバナンス)の確立 推進する力を持つ組織作りと自ら改める組織作りを目指します。公正かつ適正な運営を可能とする組織統治(ガバナンス)を確立します。 施設基本方針 1 母子の権利と尊厳を養護します。 2 母子の意向を受け止め、安心・安全な生活が送れるよう支援します。 3 母子の主体性を尊重した自立への歩みを支える支援をします。 4 母子への適切な支援とより良い施設運営を目指すと共に、自己点検を図り、専門性の向上に努めます。 5 退所後も地域での生活を見守り、関わりを持ちながら、安定した生活が送れるよう支援します。 6 関係機関等とネットワークを形成し、住み良い地域社会作りを進めることを目指します。 |
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【4】施設の特徴的な取組 | ・児童(特に小学生)の学習支援のため公文学習を導入し、公文教室を運営している。月1回公文協会より講師に来園いただき、職員へ指導いただいている。 ・広域入所を積極的に受け入れ、DV、被虐待ケースへの支援の充実を図っている。また、離婚のため調停を継続している世帯への支援として、調停あるいは裁判への動向、担当弁護士との打ち合わせの代弁等の支援を行っている。 ・研修体制の充実を図り、セカンドステップやCSP研修に参加した職員により施設内研修を実施、技術の伝達を行っている。 ・施設内で性教育担当者より、児童に対しておはなし会を開き、性教育を行っている。 ・群馬県母子生活支援施設協議会で赤い羽根共同募金の配分申請を受けながら、職員の子育て支援技術(「ほめて育てるコミュニケ―ション・トレーニング」)の習得と、その普及の為のトレーナー養成講座を受講し、トレーナー資格を順次取得している。 施設内の利用者に向けて子育て支援講座を実施している他、今後は地域に向けての講座の開催に向けて体制の整備を行っている。 |
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【5】第三者評価の受審状況 | 2018年05月18日(契約日)~ 2018年12月25日(評価結果確定日) | |||
前回の受審時期 | 平成27年度 | |||
【6】総評 | ◇特に評価の高い点 ○Ⅱ-4 地域との交流、地域貢献 ・ホームスタート事業(家庭訪問型子育て支援活動)に参加し、地域福祉に貢献している。 ○Ⅲ-1 母親と子ども本位の支援 ・平日に1回と週末に1回の週2日の相談日を設定するとともに、いつでも話せる場所としてフリースペースを設け、話しやすい環境を整えている。 ○A-1 母親と子どもの権利擁護、最善の利益に向けた養育・支援 ・職員の質の向上のための委員会活動や職員会議内での具体的な事例に基づいた研修だけで なく、毎日の引継ぎの中でも関わり方を検討したりお互いの言動等について疑問があれば 話し合う仕組みができており、お互いがお互いを高めていく環境が整っている。 ・利用者の自主性に重きを置き、世帯別に要望を聞くアンケートや年度当初の聞き取り、 子どもには学期の初めに職員が一緒に目標を立てるなど利用者のニーズを把握する努力を重ねるだけでなく、その意見が自立支援計画に反映される仕組みができている。 ○A-2 支援の質の確保 ・昼間に勤務できる職員を手厚くし、同行、相談、学習環境等の援助を必要に応じて提供で きる環境が整っている。 ・他機関との連携を図り見守りや相談ができる体制を構築したり、就労に向け同行等の援助、 障害者のサポートや雇用形態を提案し自立を援助している。 ◇改善を求められる点 ○Ⅰ-2 経営状況の把握 ・児童福祉事業以外の社会福祉事業等の動向を把握し、経営に反映されることを期待したい。 ○Ⅰ-3 事業計画の策定 ・数値目標や成果設定を含んだ中長期計画の策定が望まれる。 ○Ⅱ-1 施設長の責任とリーダーシップ ・突発的な事故発生時の権限委任を明確にしていただきたい。 ○Ⅱ-2 福祉人材の確保・育成 ・実習生受け入れマニュアルの策定に取り組んでいただきたい。 ○Ⅱ-4 地域との交流、地域貢献 ・ボランティア受け入れマニュアルの策定に取り組んでいただきたい。 ○Ⅲ-1 母親と子ども本位の支援 ・プライバシー保護についての、マニュアル策定に取り組んでいただきたい。 ○Ⅲ-2 支援の質の確保 ・支援の手法としてのアセスメント、ケース会議、ケースカンファレンスの目的を明確にし、支援の手法を確立していただきたい。 ○A-1 母親と子どもの権利擁護、最善の利益に向けた養育・支援 ・退所時だけでなく退所後の支援計画についても作成する事を望みたい。 ・小学生以下の子ども達が意見を述べる機会を設けるよう検討していただきたい。 ○A-2 支援の質の確保 ・学習ボランティアなど地域からの支援が受けるための取り組みの検討を望みたい。 ・他の人を頼ることができない親に対する職員からの積極的なアプローチの仕方の検討と導入に期待したい。 ・DV被害を受けた母親、虐待を受けた子どもに対する心理的ケアのプログラムの作成を期待したい。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 三度目の第三者評価受審となりました。前回受審時の課題に取り組みつつ、改善と向上に努めて参りました。しかし、今年度に大幅な職員の配置換えがあり、新任・異動職員が多い中で今回の受審となりました。新任・異動職員は自分の勤める施設についての理解を深める機会となり、また、以前から勤務している職員にとっても、現状の運営状況についての再評価の機会となり、施設全体で新たな視点での評価となりました。 評価結果では、自施設の強みやアピールポイント、課題や目標を具体的に捉えることが出来ました。特に、母親と子ども本位の支援において、高い評価を頂けたことが励みや自信となりました。 今回の第三者評価受審の結果を踏まえて、明確となった課題や目標について職員一丸で取り組みながら、良い評価を得られた点についても、さらに磨きをかけていきたいと思います。 〈今後の課題〉 ○経営状況の把握 ・児童福祉事業以外の社会福祉事業等の動向の把握と経営に反映できるような取り組みを進めていく。 ○事業計画の策定 ・中長期計画の策定において数値目標や成果設定を含めるように取り組む。 ○施設長の責任とリーダーシップ ・危機管理体制において突発的な事故発生時の権限委任を明確にする。 ○福祉人材の確保、育成 ・実習生受入マニュアルの策定に取り組む。 ○地域との交流、地域貢献 ・ボランティア受入れマニュアルの策定に取り組む。 ○母親と子ども本位の支援 ・入所者権利擁護においてプライバシー保護についてのマニュアル策定に取り組む。 ○支援の質の確保 ・アセスメント、ケース会議、ケースカンファレンスの目的を明確にし、支援の手法の確立を目指す。 ○母親と子どもの権利擁護、最善の利益に向けた養育、支援 ・退所時だけでなく退所後の支援計画の作成について検討する。 →退所後支援として、アフターケア支援計画票を作成した。今後、実際に取り組んでいく。 ・小学生以下の子ども達が意見を述べる機会を設けられるように取り組む。 →新たに学童会(小学生+幼児)を発足する事が決まった。具体的な活動は来年度より実施していく。 ○支援の質の確保 ・学習ボランティア等の地域からの支援を受けるための取り組みを検討する。 ・他の人を頼ることが出来ない親に対する職員からの積極的なアプローチの仕方の検討と導入について検討する。 ・DV被害を受けた母親や、被虐待児に対する心理的ケアのプログラム作成を検討する。 |