【1】第三者評価機関名 | (特非)群馬社会福祉評価機構 |
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評価調査者研修修了番号 | SK15027 SK15028 |
【2】種別 | 児童養護施設 | 定員 | 50名、地域小規模6名 | |
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施設長氏名 | 本間 芳惠 | 所在地 | 群馬県 | |
URL | http://www.sankou-fukushikai.jp/ | |||
開設年月日 | 1978年12月01日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人 三晃福祉会 | |
職員数 | 常勤職員 | 31名 | 非常勤職員 | 3名 |
専門職員 | 児童指導員 | 14名 | 保育士 | 10名 |
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栄養士 | 1名 | 調理師 | 4名 | |
臨床発達心理士 | 1名 | 医師 | 1名 |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 15室:児童居室8室,事務室、職員室、心理室、医務室、宿直室、相談室、食堂 | (イ)設備等 | 厨房、浴室 2室 |
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(ウ) | (エ) | |||
【3】理念・基本方針 | 【理念】 あかるく 明るい心で恵みに感謝し、夢と希望をはぐくむ かしこく 勉学に励み、知性を高め、常にチャレンジする むつまじく 家庭的な雰囲気で、仲良く助け合い調和を大切にする 【基本方針】 1 児童の権利を守り、子どもの意向や意見を尊重した支援をします。 2 家庭的な養育環境において一人ひとりが安全で安心した生活が送れるよう支援します。 3 児童の個性、能力を大切にして健やかに発達するよう自立を援助します。 4 児童の早期家庭復帰に向けた親子再構築の支援をします。 5 ショートステイ等による地域の子育て支援、地域支援の充実を図ります。 |
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【4】施設の特徴的な取組 | ・「虹の道」という規程、マニュアル類を集めたファイルを作成し、全職員に配布している。 | |||
【5】第三者評価の受審状況 | 2015年08月03日(契約日)~ 2015年12月08日(評価結果確定日) | |||
受審回数 | 1回 | 前回の受審時期 | 平成24年度 | |
【6】総評 | ◇特に評価の高い点 ○Ⅱ-1 施設長の責任とリーダーシップ 法令遵守について、施設内業務に直接関係すること以外についても周知し、職員に法令遵守の徹底がなされるよう努めている。 ○Ⅱ-2 福祉人材の確保・育成 OJTについて、職員間の回覧で実施内容についての共通理解が図られているほか、トレーニー側がいつでも内容を確認し、振り返ることができるよう記録が残されている。 ○Ⅲ-2 養育・支援の質の確保 児童自立支援計画の策定に際し、職員間での書き方のばらつき軽減のため、記述方法等についてマニュアルを定めるなどの工夫を行っている(自立支援計画票作成マニュアル)。 ○A-1 子ども本位の養育・支援 退所児童、退職職員、現職員で構成される「虹の会」により交流の機会を設けて子どもが安定した生活に向けての取り組みもおこなわれている。 ○A-2 養育・支援の質の確保 子どものニーズによりスポーツや習いごとに参加させている。また、サッカーでは当番を引き受けたり、試合の時の車を出す等の協力もし参加しやすい環境を整えている。 仮住まいのため制限はあるが、男子居室は間仕切りの工事をしたり、女子の生活スペースには子どもの描いた絵を飾り生活感を出している。 ◇改善を求められる点 ○Ⅱ-2 福祉人材の確保・育成 各種加算の確保に努めるなど、人員態勢を整える取り組みは見られるが、人材育成についての取り組み(職員ごとの人材育成計画策定等)が不十分である。人事考課の実施を含めた体制の整備を期待する。 ○Ⅱ-4 地域との交流、地域貢献 防災関連について、法人の実施する避難訓練に参加する等にとどまっているなど、施設独自の取り組みは不十分。今後、改築が完了し、新たな設備での運営開始後、同取り組みが充実することに期待したい。 ○Ⅲ-1 子ども本位の養育・支援 職員が児童会に参加し、子どもから意見を吸い上げるなどの工夫はなされているが、定期的な個別面談等は行われておらず、具体的な改善にまでは至っていないため、子どもの満足度の把握とその向上を目的とした、意見集約の仕組みが構築されることを期待する。 ○A-1 子ども本位の養育・支援 子ども自身の出生や生い立ち、また家族状況を適切な時に知らせる取り組みに期待したい。 被措置児童等虐待対応ガイドライン及びマニュアルの策定を望む。 ○A-2 養育・支援の質の確保 成長の記録のための写真や文章の収集はおこなわれているが、整理が不十分で、退所の時に手渡している状況なので、入所中に子どもが見られる状態を作ることに期待したい。 スーパービジョン体制の確立に取り組むことを期待したい。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 今回の第三者評価の受審は2回目となりますが、改めて評価を頂いた点と改善点について再確認することができました。 自己評価については一人ひとりが丁寧にかつより良い支援につながるよう厳しく評価致しました。自己評価を実施し、第三者評価を受審することで、日頃の支援について振り返る良い機会となり、施設の抱える課題を見つけることができました。 子どもたちのために何が必要であるかを考え続け、更なる安全・安心な生活を提供することができるよう向上心を持ち、施設の質の向上に取り組んでいきたいと思います。 |